06月30日2010年 |
|
7月から航空機燃料税を引き上げ − 連邦政府 |
|
|
|
|
|
議会で法案が通過し、航空機燃料の物品税が7月から最高25%引き上げられる。 政府は5月の来年度の予算発表の時に、航空燃料1リットル当たりの物品税を0.702セント引き上げて3.556セントにすることを求めていた。 今回の引き上げで今後4年間に9,000万ドルの収入増となり、民間航空安全局(CASA)に割り当てられる。
この資金を利用してCASAは航空安全の専門家、航空安全アナリスト、耐空検査員など新しく100名の現場スタッフを採用する。 また航空業界へのアルコールや麻薬の検査、航空安全基準の維持や開発への投資、スタッフの訓練の拡大などを行なう。 (Source:
AAP, 23/06/10 "Aviation fuel excise to go up from July")
|
|
|
|
06月30日2010年 |
|
11月にデリー/メルボルン線をデイリーで開設 − エアインディア |
|
|
|
|
|
ビクトリア州政府のジョン・ブランビー首相は、「11月1日から始まるエアインディアのデリー/メルボルン線の直行便の運航によって78人の雇用が創出され、年間12万3,000人までの旅客がインドから到着するようになる」と語った。
デイリーで運航を予定しているエアインディアは、インドからオーストラリアへ直行便で運航する唯一の航空会社となる。 カンタス航空は昨年、世界的な景気低迷のなかムンバイ線を運休し、シンガポール経由のフライトでサービスを提供している。
ブランビー首相は、「この新しい路線の成功は、インドからオーストラリアにいる友達や親戚を訪れる市場がカギとなる。 ビクトリア州に住むインド人が増えており、2009年にはこの市場が37%増えている。 友達や親戚がオーストラリアに来ることが増えれば、地元の雇用、観光産業、経済に好影響を与える」と話した。
エアインディアは2011年に、航空会社の提携グループであるスター・アライアンスに加盟を予定しているが、2007年以来負債が増えており、現在リストラを計画中である。
一方、同じインドの航空会社のキングフィッシャー航空は、オーストラリアへ就航するとの噂がある中、先週シドニーに事務所を開設すると発表した。 (Source:
Travel Today, 22/06/10 "Air India set for Melbourne launch") |
|
|
|
06月30日2010年 |
|
ブリスベン空港の格付けを引き下げる − ムーディーズ社 |
|
|
|
|
|
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)社が、ブリスベン空港公社の格付けを引き下げた。
同社は、「ブリスベン空港の長期的な拡張計画が同公社の財政能力を弱める可能性があり、またゴールドコースト空港との競争が同空港の成長に影響を及ぼすことになる」と説明した。 (Source:
ABC, 24/06/10 "Brisbane Airport credit rating downgraded")
|
|
|
|
06月23日2010年 |
|
航空機への爆弾の悪ふざけで最高10年の懲役−連邦政府法案 |
|
|
|
|
|
オーストラリアで航空会社にいたずらに爆弾騒ぎを起した者や、航空会社の乗務員に対する暴行を犯した者が、最高10年間の懲役に科されるかもしれない。
連邦政府のブレンダン・オコナー内務相は、「改定される法案では、いたずらに対する刑罰が最高2年の懲役から10年に変更される。 航空会社の乗務員に対する暴行、空港に対する脅迫、航空機を危険に晒す行為などの航空関連への犯罪は、よりいっそう厳しい刑に処せられるべきである」と話した。 (Source:
Aircargo Asia Pacific, 14/06/10 "Hoaxers face 10-year jail sentences")
|
|
|
|
06月23日2010年 |
|
政策金利を3年ぶりに引き上げて2.75%に − NZ準備銀行 |
|
|
|
|
|
ニュージーランドの中央銀行にあたる準備銀行は過去3年間で初めて政策金利を引き上げた。 これによって世界的な金融危機以降、金利を引き上げた数少ない国のひとつとなった。
オーストラリアは過去8ヶ月間で金利を6回引き上げている。 一方、ニュージーランドは今年の4月から過去最低の金利となっていた。 しかし、準備銀行のアラン・ボラード総裁は、「オーストラリアやアジアでの経済成長が続いていることもあって、景気回復の強い兆しが見えてきた」としている。 今回0.25%引き上げたことによって、ニュージーランドの政策金利は2.75%となった。
市場のアナリストたちは、ニュージーランド準備銀行は政策金利を5%まで引き続き上げていくことになると予想している。 (Source:
ABC, 10/06/10 "NZ Reserve Bank raises rates")
|
|
|
|
06月16日2010年 |
|
需要の低迷でオーストラリア線を減便 − タイ航空 |
|
|
|
|
|
タイ航空は需要が減ってきたとして、7月31日からデイリーで運航しているバンコック/シドニー/ブリスベン線を運休する。
同社の広報担当は、「一時的な運休と閑散期が重なった。 今のところ、再開する時期は決めていない。 8月1日から、シドニーへのフライトは週2便となり、ブリスベンへのフライトは週3便から5便となる。 パースとメルボルンへのフライトには変更はない。 タイでの反政府活動が需要に影響している。 今回のような変更が昨年にも行なっており、需要の低下を予想したものである」と話した。
政府の最新の統計では、タイ航空の3月の平均搭乗率は57%で、2月は66%であった。 (Source:
Travel Today, 10/06/10 "Thai Airways to trim schedule") |
|
|
|
06月16日2010年 |
|
メルボルン線をデイリー化、豪州線を強化 − 中国南方航空 |
|
|
|
|
|
中国南方航空はオーストラリア線のさらなる拡大のためメルボルン線を増便する。 同社はすでに、ブリスベンへの就航とシドニー線の便数を2倍にすることを発表しており、今回メルボルン線を週3便からデイリー運航にすることを決めた。
メルボルン空港のクリス・ウッドルフCEOは、「数年後には、中国人がメルボルン空港を利用する一番の旅客となる」と話した。 (Source:
Travel Today, 02/06/10 "More capacity from China Southern") |
|
|
|
06月16日2010年 |
|
今年12月にメルボルン/シンガポール線を開設−ジェットスター航空 |
|
|
|
|
|
ジェットスター航空のブルース・ブキャナンCEOは、「デイリー運航でのメルボルン/シンガポール線は、我々の長距路線の野望を膨らます大きな礎となる」と語った。
カンタス航空の子会社ジェットスター航空は、12月からA330-200の機材を使用して、メルボルンからシンガポールへの直行便の運航を始める。 同路線にはすでにカンタス航空とシンガポール航空、そして現在発注している58機のA380にさらに32機を追加注文をしたエミレーツ航空が運航している。
ブキャナンCEOは、「カンタス航空はこの路線において約20%のマーケットシェアを持ち、その多くの旅客はビジネス客でヨーロッパへ行く。 ジェットスター航空としては観光客に焦点を当てて、タイ、インドネシア、マレーシア、中国、ベトナムなどへの旅客を集客する。 ジェットスター航空はシンガポール以遠のアジア21ヶ国に、カンタス航空はヨーロッパへの旅客をターゲットとする」と話した。 (Source:
AAP, 10/06/10 "Jetstar starts direct flights to Singapore")
|
|
|
|
06月09日2010年 |
|
国際線を強化、シドニー/ヨハネ線をデイリー化 − カンタス航空 |
|
|
|
|
|
昨年の金融危機による景気低迷により、路線の拡大を抑えていたカンタス航空は、南アフリカへのデイリーでの運航計画を復活させた。
同社は今朝、ヨハネスブルグ線にB747で火曜日の便を追加することでデイリー運航にし、メルボルンからロンドンやロサンゼルスへのA380のサービスを増やすと発表した。 同社のアラン・ジョイスCEOは、「シドニーから南アフリカへのフライトは、特にビジネス客にとって重要であり、顧客の利便性を考えてデイリーでの運航が必要である。 シドニーからの自社機によるデイリー運航と、パースからの南アフリカ航空とのコードシェアでのデイリー運航とで完全なサービスを提供できるようになる」と話した。
メルボルン/ロンドン線は現在週2便A380を投入しているが、同社にとって8号機となるA380が納入されれば週5便にし、2011年3月までに10号機が納入されたあとA380をデイリーで使用する。 メルボルン/ロサンゼルス線についても、A380の9号機の受領後A380の運航を週4便にし、10号機の受領後は週6便にする。
また、カンタス航空は英国航空とのコードシェア運航を、ヒースロー空港からローマ、ミラノ、トゥールーズ、プラハ、ワルシャワ、ブダペストへと拡大する。 (Source:
Travel Today, 31/05/10 "Qantas raises international capacity") |
|
|
|
06月09日2010年 |
|
オーストラリアと韓国との自由貿易協定(FTA)の協議が始まる |
|
|
|
|
|
オーストラリアと韓国との自由貿易協定(FTA)の協議が5月25日にキャンベラで始まった。
連邦政府のサイモン・クリーン貿易相は、「オーストラリアとしては、牛肉や自動車部門での韓国への輸出拡大の機会として韓国とのFTAの締結を目指したい。 今日の協議の進行は前向きで迅速であった。 オーストラリアは牛肉や酪農製品に関して韓国の市場開放を望んでいるが、農業分野はデリケートな問題であることは理解している。 自動車部門も韓国にとって大変重要な問題であるが、将来解決が図られるかもしれない。 オーストラリアにとって韓国は、第3番目に大きな輸出先国で多くの石炭、鉄鉱石、原油を輸出しており、韓国からは自動車を輸入している」と話した。 (Source:
AAP, 25/05/10 "Trade deal looms with Korea")
|
|
|
|
06月09日2010年 |
|
オーストラリアの今年第1四半期のGDPの伸びは鈍化−豪統計局 |
|
|
|
|
|
今年初めの3ヶ月間のオーストラリアの経済成長率は個人消費の低迷で鈍化した。
オーストラリア統計局(ABS)の統計では、今年第1四半期のオーストラリア全体の経済活動を示す国内総生産(GDP:Gross
Domestic Product)の伸びは、昨年第4四半期の1.1%から0.5%(季節調整済み)に増えた。 第1四半期の0.5%伸びは、多くののエコノミストの予想と一致している。 第1四半期の伸びを年率に直すと2.7%となり、昨年第4四半期の2.8%から若干減少した。 エコノミストたちは年率2.4%と予想していた。
今年第1四半期のオーストラリアのGDPの伸びは0.5%であるが、アメリカは2.5%、カナダは3.1%、日本は4.6%、最大の貿易相手国の中国は約12%となり、ユーロ諸国は0.5%となっている。 先進諸国の中でオーストラリアの金利は一番高い水準にある。 連邦準備銀行は、先月のヨーロッパ市場に神経を尖らせており、昨日金利を4.5%のまま据え置く決定をした。 金利の据え置きは4ヶ月ぶりである。 (Source:
SMH, 02/06/10 "Growth slows on weak business spending")
|
|
|
|
06月02日2010年 |
|
旅行代理店への手数料問題を連邦最高裁判所に上告−カンタス航空 |
|
|
|
|
|
カンタス航空は、旅客に課せられている燃料サーチャージをオーストラリアの旅行代理店への販売手数料に含まれるかどうかの問題で、多額の支払いを避けるために連邦最高裁判所(The
High Court)に判断を求める。
今月初め、連邦裁判所(The Federal Court )の裁判官全員が、燃油サーチャージは税金でなく、カンタス航空が設定した運賃の一部であると裁定した。 それにより、カンタス航空は旅行代理店への販売手数料を計算する際には、この燃油サーチャージを含めるべきであるとしている。 連邦裁判所の3人の裁判官は、カンタス航空の旅行代理店への支払い金額を決定するために、この件を当初担当していたマイケル・ムーア裁判官に差し戻した。 この支払いは数千万ドルになるとされている。
昨日、カンタス航空の弁護士はムーア裁判官に対して、連邦最高裁判所への上告が可能かどうかの判断がなされるまで、カンタス航空の支払額を決定するのを待つように懇願した。 英国航空、ニュージーランド航空、キャセイ・パシフィック航空を含むほかの航空会社の弁護士も、シドニーで開かれる審問に参加する。
連邦最高裁判所への上告の申請に際して、カンタス航空は、「連邦裁判所の3人の裁判官の判断は不当で、英国の裁判所で出された同様の判決を適用すべきではない」としている。 ムーア裁判官は、カンタス航空と旅行代理店に2週間以内に意見書を提出するように求め、7月2日に裁判所への出廷を命じた。 (Source:
SMH/The Age, 27/05/10 "Qantas wants to land surcharge row in High
Court ")
|
|
|
|
06月02日2010年 |
|
ブリスベンに直行便を運航 − 中国南方航空 |
|
|
|
|
|
クイーンズランド州政府のアナ・ブライ首相は、「ブリスベンと中国間の直行便は、我々の観光業界にとってのどから手が出るほど望んでいるものである」としている。
クイーンズランド観光局とブリスベン空港会社との協議の結果、中国南方航空(China
Southern Airlines)が今年の末、週3便運航することになった。
ブライ首相は、「中国からクイーンズランド州への直行便は、今年の末から運航を開始し、毎月3,600席の旅客席が増えることになる。 今回就航する便が成功すれば、今後の成長が期待でき、クイーンズランド州政府はこの便を支援するために50万ドルをかけて、中国で観光キャンペーンを行なう予定である。 観光業界にとっては、一番望んでいたグッドニュースである。 クイーンズランド州にはすでに多くの中国観光客が訪れており、昨年15万人で前年より16%増加している」と話した。 (Source:
ABC, 31/06/10 "Brisbane gets direct air travel from China")
|
|
|
|
06月02日2010年 |
|
ヒューストン/オークランド線を来年開設−コンチネンタル航空 |
|
|
|
|
|
コンチネンタル航空が、2011年11月からヒューストン/オークランド線のデイリーでの運航を発表し、太平洋路線の便数が更に増えることになった。
使用機材はB787(ドリームライナー)で、同社のハブであるヒューストンから最も長い路線となる。 ニュージーランド観光局のケビン・ボウラー局長は、「コンチネンタル航空のオークランド就航は、アメリカからの旅客増加のステップとなる」と語った。
コンチネンタル航空は、同路線をデイリーで運航することを計画しているが、初年度の一定期間は週5便にするとしている。 使用するB787には旅客席が228席あり、その内36席はビジネス・ファーストクラスのフラットシートである。 ニュージーランドのオークランドは同社にとって太平洋で運航する26番目のデストネーションとなる。
航空評論家は、「スターアライアンスに加盟するコンチネンタル航空の参入で、太平洋路線におけるニュージーランド航空のマーケット・シェアにさらなる影響が出るかもしれない」と話す。 しかし、関係者は、「ニュージーランド航空は、オーストラリアからの太平洋路線での便数増加で、すでにマーケット・シェアの影響を受けている」と指摘している。
コンチネンタル航空は、5月にユナイテッド航空との統合を発表しており、現在発注している25機のB787(ドリームライナー)の受領が2011年4月から始まる。 (Source:
Travel Today, 27/05/10 "Continental adds to Pacific puzzle")
|